解散宣言・「正しい日本語を守る会」
他人事
2006.5.25


 「ひとごと」という言葉は、「他人事」と書く。
 「たにんごと」という言葉も、やはり「他人事」と書く。

 では、「他人事」と書かれていたら、どっちの読み方で読めばいいというのか!?

 「ひとごと」と読むべきなのである。

 なぜなら、「他人事」を誤読したものが「たにんごと」であり、「たにんごと」というのは本当は存在しなかったはずの言葉なのではないかと思うからだ。誤りが定着して、辞書にも変換辞書にも「たにんごと」という言葉が掲載されるに至ったとものと考えられる。

 日本語の「ひと」には、そもそも「他人」の意味がある。

人の揚げ足を取るものではない。
人様の間違いを面と向かって指摘しては角が立つ。
 「ひとごと」を「人事」と書いても間違いではないのだが、「じんじ」と区別が付かなくなってしまう。だから「他人事」と書く方が良い。しかし「たにんごと」と誤読される恐れがあるから、正確に読ませたければ「人ごと」と書くしかない。

 「たにんごと」と「ひとごと」は同じ意味なのだろうから、区別できなくても別にかまわないのかもしれない。そうして50年もすれば、「ひとごと」という言葉はなくなってしまい、「たにんごと」で統一されてしまうのではないかという気がする。



【免責】このページは、筆者の考えで構成されているものに過ぎません。筆者は国語の専門家ではないこと、記述の正当性は何ら検証されていないこと、記述を参考にしたり転用したりした結果について責任を持てないことをお断りしておきます。
さんのコメント:
日本語の「ひと」に「他人」の意味は、もちろん和辻哲郎が指摘している通り、存在するのだが、例として挙げられている

人の揚げ足をとるものではない

は、相手と面と向かったときに言うことであり、この場合は「相手にとっての自分」を指すものだと思うのだが、どうだろうか。
No.18
とどのつまり さんのコメント:
国語審議会で「正式」と認められない限りダメである。(最近のマスコミのモラル低下の象徴) No.17
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