吉野家、牛肉使わぬ新メニューを公開
牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは、今月から本格販売する牛肉を使わない新メニューを報道陣に公開した。米国でのBSEの発生に伴う米国産牛肉の輸入禁止が続いているため、従来の「牛丼単品」戦略を転換した。約1カ月分の在庫が切れた場合、牛丼メニューは中止する方針だ。
在庫がなくなるまで牛丼の販売をし続けることは、それほど当たり前のことではない。私は狂牛病に対する小売店の対応も消費者の対応もややヒステリックで過剰反応だと思っている。しかし、その流れからすれば、吉野家は在庫のアメリカ牛を全て廃棄するという選択肢も当然、あるのだ。事実、大手スーパーなどでは店頭から一掃し、マクドナルドはフランクバーガーを中止しただけでなく揚げ油まで植物性に切り替えるという念の入りようだ。農水省は今回の一件で、米国産牛肉の一時輸入禁止だけでなく、国内に流通してしまった米国産牛の販売禁止と買い取りを行うべきなのではないか。国内で狂牛病が発生したときには国産牛を買い取る措置を講じたのだから、今回もそれに準ずるのが自然に思える。