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道路建設凍結について
採算性論争に終止符を打て
2002.9.1


 道路公団民営化推進委員会が中間報告書をまとめた。「建設凍結の緊急提言」からだいぶ後退した印象を受ける。

 最近の道路の議論を見ていると、おおむね構図は次の通りだ。

凍結派:採算に合わない道路は造るべきではない。
道路族側:道路は採算だけで論じるものではない。

 いろいろな要素があろうが、大まかにいうとこうまとめられる。なぜこうなるかといえば、簡単だ。今後造ろうとしている道路が、採算性からいうとやめた方がいいことには異論の余地がないからだ。

 しかし、このような議論をしている限り、ほとんど決着のつきようがない。どっちもそれなりに真実であるからだ。しかも道路族側が上記のような立場をとっている限り、凍結派はいくら建設中の道路が無駄な投資であることを立証しても、まったく議論上の効果を持たない。道路族側が主張しているのは他でもなく、「無駄な投資でも行なうことこそが道路行政の特異性だ」と言うことであり、こう開き直られるとどうにもならない。従って採算性をキーワードに戦っていても、凍結派の勝利は見えてこない。

 今問題とするべきは、実は「採算性」の問題ではない。これから作る道路が採算が合わないことは議論の余地はない。だが今問題とするべきなのは、日本の財政状態である。今の日本の現状は、必要なものにさえも投資を行っていられないぐらいひどいのだ。

 こういうと、道路公団(高速道路)と国費(一般道・道路特定財源)を一緒くたにして主張していると批判を受けそうだが、道路公団が破綻すれば最終的に国費投入になるのだから、一緒くたは正当だ。(国と関係のない民間銀行だって、公的資金を注入されているのだ)

 道路は採算性だけで論じるものではなく、ネットワークを整備する重要性も確かにあるだろう。しかし、今はそれに出費できるお金などないのである。将来、日本の財政の累積赤字が一掃された時には、また道路の建設をするべきかを論じても良いが、今はその状態にないのだ。このままだと10年後には「国破れて道路あり」ということになりかねない。

名無しさん さんのコメント:
東京にもう高速道路は必要か?
交通機関があれだけ発達し、開かずの踏切など電車に乗っていれば関係ないのだ。
地方に目を向けると、無駄な道路が多すぎる。四車線必要のない高速道路(能越道小矢部高岡間など)がどこかしらある。これは二車線で建設していたらどれだけの税金が浮いていたのか。よく考えろ国会議員と道路族。見栄だけで高速道路や新幹線作るな!
弱者切り捨て政治はもう終わりにしよう。自民党。
No.3
無冠の収税研究家 さんのコメント:
阿呆な道路族が国政で力を奮っている以上、正論は通らない。彼らにこれからの国の借金の肩代わりを担ってもらう以外ないが、どうしてそれをしないのか。日本の国会は無知な国民が後押しする闘技場になってしまっているのだ。日本は破綻するしかないだろうな。 No.2
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