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モノを作ること、労働を配ること、資本主義に思うこと
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働かないですむことこそ理想の未来社会
2001.8.8
科学技術や産業の発達が我々にもたらしてくれるものには、二つがある。その一つは、様々な製品を我々に供給してくれ、人々の生活が物質的に豊かにしてくれることだ。もうひとつは、生産性を向上しまた自動化が進んで、人々を労働から徐々に解放してくれることだ。つまり、「働かなくて済むようにしてくれる」ということも、立派な技術の恩恵の一つなのだ。
しかし、不思議と「失業」は大変暗いイメージを持って語られる。本当はこれはおかしい。なぜなら、働かなくても良いという状態は、人間が太古から最も手に入れたかったものの一つであるはずだからだ。世の中は技術が進歩するに連れてどんどん機械化され、あるいは自動化されてゆく。自動化というのは、生産性を上げるためでもあるが、同時に、何よりも人間自身が働かなくても良くなるためのものであるべきだ。ところが、機械化や自動化というのは、「労働者を仕事から解放する素晴らしいもの」と捉えられることは少ない。「機械化とは労働者から仕事を取り上げてしまう悪いもの也」、それが資本主義社会なのである。
働くのがイヤだ。早く世の中がもっと機械化されて、みんな仕事なんかしなくて済むようになれば良い。ところが、それが「失業」というマイナスイメージの現象として語られるのは、これもひとえに、資本主義社会が、富を労働とセットでしか分配しないからなのである。本当は、「失業」が悪いことなのではなく、「富」が回らなくなることであるはずなのだ。
ポイント
仕事をしないでも暮らしていける世の中は、本来なら、すばらしいハズのものだ。
現在よく問題になっている無駄な公共工事や、非効率な特殊法人など、全ては労働をムリヤリ作り出して富を配ろうとする結果である。こういった問題を抜本的に解決しようと思えば、現在の資本主義や、ケインズ以来の「失業問題」に対する捉え方を見直す必要がある。すなわち、「失業」をマイナスと捉えず、むしろ働かずして食っていくことをも、社会の前提としてシステムに盛り込むのである。そうすることにより、失業や不景気に伴い国家が有効需要をむりに増やすなどということから、足を洗って行くべきなのだ。富を労働とセットにせずに配ることさえできれば、失業問題は恐るるに足らず、である。社会のシステムがそのように進化しない限り、いくら科学技術が進歩しても、我々が労働から解放される日はやってこない。
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科学従事者A
さんのコメント:
まさにおっしゃるとおり。
世界を少しでも良くしようと日夜技術開発しているのに、それが悲しみを産むと知ってはモチベーションも上がらなくなるわけで・・・。資本主義からの脱却には大賛成です。
No.10
卍
さんのコメント:
そのご立派な機械を設計、開発、製造した人が「これでもう働かなくてよい」と仕事を放棄したら、誰が整備・点検すんの?
そういうのは労働じゃないっていうの?
ザルすぎて話にならんね。
No.9
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