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最近腹の立つこと
(腹の立つことをとりあげる理由)

 一部の少なくない人たちが、Tack'nsの「最近腹の立つこと」というコーナーを見て、筆者を腹ばかり立てている人間だという風に考えたとしても無理のない話である。このコーナーに限ったことでなく、全体としてTack'nsは、批判的な論調が主となっていることは事実だ。だからといって、言うまでもなく私は四六時中腹を立てながら生活しているわけではない。どちらかといえば、私は温厚な方だ。ただ、私にとっては批判精神こそがペンを取るためのエネルギーであることは確かである。日常で単に感じたり感動したりしたこと、というだけでは文章にしようという動機としてはやや不足だ。

 こういったことは、単に私の執筆作業に対する態度を示すだけではなく、世間で一般的なある種の批判や批評に対しても非常に示唆的である。たとえば、報道は人の不幸ばかりを追っているといわれるが、それも考えてみれば当たり前だ。押し広げていうなら、社会を一つの分業体制の枠組みとしてとらえた場合に、つつがなく遂行されていることをとりあげていちいち褒め称えることはナンセンスだ。問題のあったところを取り上げて、原因の究明と再発の防止につとめるのが当然とるべき道である。ここで責任の追及ばかりが先走りするとどうにもおかしなことになるのだが、責任の追及はいわば見せしめ的な効果にとどまるので、最優先すべきことではない。

 「建設的な」「前向きな」「プラス思考の」といった言葉はそれ自体でいいイメージを持っている。しばしば重要な議論の場でさえこういった言葉の表すものが錦の御旗となってしまい、本当に前進的な結果を生み出すために必要な批判や反省的な意見ないし慎重論を押さえてしまうことがある。前向きであることは後ろ向きであることよりも確かに良い。しかしもっとも貴重で勇気ある発言は、みんなが賛成しているときにただ独りその志気をそぐことを恐れずに慎重論を唱えることであることが多いのもまた事実だ。

 ほとんどの読者には理解してもらえていると信じるが、「腹の立つこと」のコーナーは、単に感情的・個人的な怒りや恨みを書くことを目的としているのでは決してない。そういったワイドショー的なイヤらしさやよこしまな興味本意はTack'nsにはみじんも存在しないと断言したい。では実際にそこになにが存在しているのかといえば、それこそまさしく、反省と改善と前進へつなげるための前向きの批判精神に他ならない。

さんのコメント:
「心が真っ白てどうゆうこと?」
「腹黒い」の反対と考えれば済む話。
No.33
言葉にも色がある さんのコメント:
No.31は下記の言葉もわからないようだ。
「白々しい」「白熱戦」「自白」「潔白」「白状」「腹黒い」「青年」「黄色い声」「赤の他人」 など
No.32
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